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未解決の女 season1の筆跡備忘録

未解決の女 season1の筆跡備忘録

ドラマ「未解決の女」に出てきた筆跡の考察と思ったことをまとめておく。

アブノーマルコネクト

1話より:

コネクト:文字の線と線が接触する部分

コネクトが突出した文字を書くタイプの人は、知識が豊富でセンスに優れているが、頻繁に見られる場合は「アブノーマルコネクト」といって衝動制御に弱い傾向にある。

ドラマでは「鍵」という文字の金の縦線のコネクトが突き出ていて、心にどこか破壊願望があるのではないか?と読み取る。
双子が筆跡が似てしまうことがあり、親子のあいだも起こる可能性がある、そこで「親子ではないか?」と空想した。ということで事件解決のヒントになっていた。

線と線が異常に交差したり切ったような文字が頻繁に見られる場合「異常接筆」で取るけど、「アブノーマルコネクト」とも言うんだなーということを知った。

「彼」の字が右肩上がりと左肩下がり

2話より:

右肩上がり:情熱的に踊っているような状態
右肩下がり:気持ちが不安定で悲観的な様子が伺える

右肩上がりは「右上がり型」か「前のめり型」のことだなー。「情熱的」だから「右上がり型」かもしれない。
右肩下がりは右肩下がりというか右に傾いている状態?「右傾型」かな?不安定な状態ではあるけど、悲観的は・・・?
「右傾型」は「だめと思いながらもやってしまっている」状態。
ドラマでは「別れたいけど別れることができていない」状態だったから合ってるか。

粘着気質

3話より:

ドラマの一部内容『直線的で角張った一字一字が独立した丁寧な筆跡は、普段は穏やかだけど、時に興奮すると激しい怒り方をする人が多い。自尊心が強い。
ドイツの心理学者クレッチマーが「筆圧は書いた人の緊張のバロメーター」と言っている。』

ん?直線的なマス目文字の人って、自分の感情以外に興味がないって意味で取るけど。自尊心が強いから?
粘着気質はどこから??と思ったら、クレッチマーの「気質のタイプ」の粘着質の部分だった。なるほど、筆跡と別の心理学を混ぜてみると、さらに精度が上がっておもしろいかもしれない。クレッチマーの文献読んでみよう。

Wikipedia:エルンスト・クレッチマー

筆跡を隠そうとしてもたくさん書くと最後には自分の筆跡が出てきてしまう

4話より:

「だから筆跡を偽る被疑者に名前を20回書かせることもある」と。
筆跡をわざと変えてみても、何度も書くとクセは隠せないんだなー。
確かに筆跡変えて書こうとしたら変に力がはいるというか気持ち悪いというか、何度も書いてたら自分が書きなれた筆跡が出てきてしまうよね。

筆跡改善するとき何度も何度も意識して書いて、やっと自分のものになる。筆跡って変えるの大変だけど、善い筆跡に変えるといい方向に進んでいけるから、これからも改善していく。

これって、「フェード型」じゃない?

6話より:
「続け字の人は、人付き合いは良い反面、軽率・早のみこみ・優柔不断。この手の決断力のない小心者は人なんて殺せない。」

「フェード型」という型は、日本筆跡セラピスト協会のオリジナルの型にある。まさにこれだー!とテンションが上ってしまった。

まだまだ型は増えていくと思う。検証を重ねて、ほかの心理学の知識も入れて、精度を上げていきたい。
ドラマでは「空想」といっていた。確かに「絶対」ではないけど、「当てるゲーム」でやっているわけではない。
筆跡心理学を使って自分の気づいていない部分を知り、苦しい部分を和らげることができればいいなと思っている。

「未解決の女 season2」ではどんな筆跡がでてくるのか?毎週楽しみに観よう!

木曜ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官 season2」公式サイト